4月8日追記
円覚寺 国宝舎利殿 特別公開日程
5/3(金・祝)~5/5(日・祝)
各日9:00~16:00(5/5のみ15:30終了となります)
江ノ島電鉄株式会社と京福電気鉄道株式会社様(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)は、それぞれの鉄軌道路線である江ノ島電鉄線と京福電気鉄道嵐山線(「嵐電」(らんでん))との間に2009年10月14日、「江ノ電・嵐電姉妹提携」を締結、本年10月に提携15周年を迎えます。
両社はこれを記念し、それぞれの路線がある東西の古都、鎌倉と京都の観光施設等を1枚のポスター、チラシで紹介する共同PR事業「あたらしいコトみつけよう」をスタートします。
鎌倉と京都は、政治・経済・文化など、長い歴史の中で連携・交流し、また時に東西政権で激しく争うなど、深いつながりを持つ東西の古都です。近年は急増する観光需要の中、特定のエリア・時間帯への極端な観光集中など、共通する課題も抱えています。
両社は、同じ課題を抱える地域で、観光路線・生活路線双方の顔を持つ事業者として、オーソドックスな「古都の観光」に加え、隠れた名所、新たな視点で沿線を観光体験ができる施設や場所などを深耕、共同でPRを行い、回遊・分散化による観光集中の緩和を促進、住民生活と共存する持続可能な観光の実現を目指します。
第1回目は、鎌倉の円覚寺(えんがくじ)と京都の鹿王院(ろくおういん)の協力を得て、観光集積地域のそばにありながら、山門をくぐると同時に、周囲と全く異なる凛とした静寂の空気に包まれる両寺院の、舎利殿(しゃりでん)を紹介するポスター、チラシを制作しました。
舎利殿とは、お釈迦様の遺骨(舎利)などを納める施設で、両寺院ではお釈迦様の歯「仏牙舎利」(ぶつげしゃり)を納めています。この仏牙舎利は、鎌倉幕府第3代将軍の源実朝が宋から招来したもので、もともと円覚寺に納められていたものの一部を後光厳(ごこうごん)天皇が京都に献じさせ、これを下賜された普明国師/春屋妙葩(ふみょうこくし/しゅんおくみょうは)が鹿王院に納めました。
円覚寺舎利殿は国宝で通常非公開。少し離れたところから外観をご覧いただくことができます。
鹿王院舎利殿は内部の可能、2023年秋に260年ぶりに全面修復が落慶しました。
江ノ島電鉄株式会社と京福電気鉄道株式会社では、ポスターとチラシを制作、観光分散化による持続可能な観光を目指すものとして公益社団法人鎌倉市観光協会と公益社団法人京都市観光協会の協力を得て、両観光協会の関係施設、円覚寺、鹿王院、江ノ電・嵐電の駅施設や車内、ほかに江ノ電・嵐電ホームページや協力する鉄道会社の駅などに2024年6月頃まで掲出・配架します。
第2回以降は2024年夏から順次実施、2024年度中に第4回まで制作・公開の予定です。
【江ノ電・嵐電共同PR事業「あたらしいコト見つけよう」】
第1回 「喧騒の先の、静けさへ ~ 円覚寺舎利殿・鹿王院舎利殿」
事業主体 江ノ島電鉄株式会社 京福電気鉄道株式会社
特別協力 瑞鹿山円覚寺 覚雄山鹿王院
後 援 公益社団法人鎌倉市観光協会 公益社団法人京都市観光協会